これからの街づくりを進めるうえで考え方のひとつに、2016年、日本政府は「Society5.0」という新しい社会の在り方を提示しています。社会の発展を、Society 1.0（狩猟）、Society 2.0（農耕）、Society 3.0（工業）、Society 4.0（情報）、次に到来するAI（人工知能）やIoT（モノのインターネット）を活用した新たな社会を「Society5.0」と位置づけています。これまでの街づくりは、主に産業の発展を中心に考えられてきました。これからの街づくりには、持続可能な社会を実現するために欠かせない環境、社会、経済、この3つの分野を軸に、その街の歴史や記憶を残しながら、人とモノがつながり、知識や情報が共有され、さまざまな分野でイノベーションが起こる新たな価値の創造が求められています。

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